「晴音の夏」-5話-3 (最終話)

 晴音は立ち上がって服を脱ぎ始めた。色気もなにもなく、風呂場で脱ぐみたいに自然な感じだった
が、そんなのもまた晴音なんだなぁと思った。そして、オレも一緒になって脱ぎ、全裸で向かい
合った。晴音がクスクスと笑う。
「なに?」
「なんかこうしてるとマヌケですな」
「お前が言うなよ。ロマンチックのかけらもないヤツだ」
「おにいちゃんはロマンチスト?」「意外とな」「自分で言うな」

 晴音と抱き合ってそのままゆっくり腰を下ろして横になる。晴音の乳首がコリコリと胸に触れる。
唇を吸うと晴音の手にギュッと力がこもる。お互い凄い汗で密着するとヌルヌルとする。体をなるべく
つけたまま、晴音の乳房をまさぐった。
 手のひらにほんのりと膨らみを感じ、やさしく揉み、乳首をつまむ。ふふふっ、とくすぐったいような
晴音の笑い。
「おっぱい好き?」
「特に晴音くらいのがな」
「嬉しいーって喜んでいいのか?」
「いいんだって。晴音の全部が好きだから」
「キター!ラブトーク野郎」と、茶化しながらオレにキス。
「おにいちゃんの硬くなってきた」言われるまでもなく、オレのモノは晴音のお腹の辺りで怒張し、
再開を要求していた。
「晴音の方は大丈夫か・・・」オレの指が晴音の股間へ滑り込む。晴音はまた笑う。
「笑うな」
「だってくすぐったい」それでも割れ目に指を這わせているとまた濡れ初めてきた。
晴音の息も熱くなっている。
「入れるけど、いいか」
「うん」
晴音の太股を抱えて引き上げる。位置を探ろうとしたら晴音の手が伸びてオレのモノを掴んだ。
「こっち」
「頼む」
「はい、ここね」先端に柔らかい感触。
「GO!」
「ったく」
なるべく体を離さずにオレは挿入。密着しているので一体感が一回目とは違う。

「んふ、んふ、んんん・・・」
耳元で晴音の息が漏れる。オレはゆっくりと腰を動かして突く。
熱い体温を伝え合い、汗まみれの肌を吸う。
 晴音の体温も上がると同時に、接合部からグチュグチュと汁気のある音が聞こえてきた。
「はぁはぁはぁはぁ・・・」
密着したままなのであまり腰は動かせないが、オレのモノは萎えることなく晴音の柔らかな肉に割り入っていく。
晴音は脚をオレの背中に回す。オレは上になってより深く突き続けた。

「あ・・・はぁはぁはぁ・・あっ・・・ん」
「はっ、はっ、はっ」息づかいが激しくなる。汗が体中滴って、内と外でオレ達は体液に包まれる。
「ん、はっ、はっ、はっ、はっ・・・」
「はっ、はっ、はっ」
オレのモノはとろけるような柔らかい肉壁の中で絶頂に達しようとしていた。
「出す、ぞ・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・うん・・・・出し・・て」
その言葉に応え、オレは最後に激しく突いた。そしてほとばしるものを晴音の中に放った。

 その後、もう一度オレ達は抱き合い交わり合った。飽きることなく、何度もキスをして絡みついてお互いを確かめ合った・・・・


 ようやく体を離すともう夕方近く、ヒグラシが鳴いていた。見下ろすと晴音は微笑んで返した。

「ほい、タオル」
「ありがと」
オレが差し出したタオルを受け取るとゴシゴシと顔を拭く。
「つかれた?」
「いや。晴音は?」
「嬉しかった」
「そうか。オレも」
晴音の手を握って、頬にキス。
「違う、こっちだよ」そう言って晴音はオレの唇を吸った。

 着替えてからオレは晴音と並んで夕暮れの道を歩く。
「なんかはさまってる感じですよ。ソーセージとか」
「生々しいなぁ。やっぱり初めてはそうなのか」
「なのかなー?」
「もうしたくないとか?」
「ううん。まだまだ。おにいちゃんは?もう見切った?」
「ゲームじゃねぇんだからよ。晴音のことはまだなんにも知らないからな。おれもまだまだやりたい」
「いい心がけですな」晴音が微笑む。
その表情がちょっと大人になったというか、女っぽく見えた。
「ありがと」
「ああ、オレも」
手を握る。オレ達の夏はまだ続く。


(終)


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