「晴音の夏」-3話-1



「おにいちゃ〜ん。いるー?」

夏休みに入った初日、ジリジリと日差しが強く感じられる頃突然晴音がウチに来た。
「なんだよお前、夏期講習じゃないのか?」
晴音はニカッと笑って
「痴漢がコワイからさ、今年は冬からにしたよ」
「うっ!お前そんな理由で・・・」
「冗談だけどね、半分は。でもそのぶん勉強はおにいちゃんに教えてもらおうと思ったんだ」
「なんだよ勝手に。オレだって都合ってもんが」
「そんなー!ヒマなんでしょ?こんな時間に家にいるなんて」
「これから出かけようとしてたんだよ」
「どこに?」
「ん〜カドやまのゲーセンとか」
「ウソだねー。おにいちゃん今思いついただけでしょ」
「いいだろ、別に」
「んだよーせっかくおみやげにカルペス持ってきたのに」
「うわっ、懐かしいなぁ、久しぶりだ」
「一緒に飲もうね。ではここ通りますよ」
「ちょっとマテこら」
「いいでしょ、カワイイ少女が痴漢に遭わないで済んだんだから」
「うっ・・・・」
それを言われると何も言えんわな、オレとしては。
「じゃそういうことでお邪魔しますー♪」

オレは別に晴音を避けていたとは思っていないのだが、先日の事からやはり積極的に会おうともしなかったわけで結果的には避けていたのだろう。
こんなオレの気持を知ってか夏休みが始まるまでは晴音も姿を見せなかったのだが、まさかこうなるとは・・・
晴音はあんな事をされて何も思わなかったのか?いや、そんな訳はない。晴音が何を考えているのかオレにはわからない。ただ、オレは嫌われてい
ないのは確かだ。それだけでいいかとオレは思った。

オレの家は両親共働きなので昼間はオレ1人だ。まぁ晴音の言った通りヒマで、誰に諭されるわけでもなくゴロゴロしていたのだが晴音は言った通り
に勉強道具を持って来てノートを開き始めた。こういうところは相変わらずマジメだ。
でもこれはオレもちゃんと教えないと、とほんの少しだけ気を引き締めた。結局間違ったりわからなかったりして晴音にバカにされるのがいやなだけ
なんだが。

晴音にもらったカルペスを二人分作って客間の晴音の所に持って行った。そしてオレが講師になって二人だけの夏期講習が始まった。

 そうして3日経った頃、オレは晴音に出題してからなにげなく、問題を解いている晴音をみた。晴音はいつもTシャツかタンクトップに短パン
というラフというか、無防備な格好でウチに来ている。まぁ日焼けして遠目では男の子と間違えそうなくらいなんだが、あの感触を指先に感じてから
はこういういつもの姿が妙に気になった。
この日はタンクトップを着ていたのだが、割と大きめなサイズだったので前屈みになると胸が見えそうになる。こう言っちゃなんだが晴音は特に胸
のサイズは大きくない。平均よりちょっと小さめか(平均は知らないが)。でも屈むとやはり胸の谷間が見えるんでオレはチラチラと目線を向けては
泳がし、見えそうで見えない乳房の形を想像していた。

「じゃぁまた明日よろしくね」
「ああ。じゃあな」


一応オレの講習は午前中のみになっていて、晴音は昼前に家に戻った。オレも昼飯なのだが食欲もないのでこのところインスタントの冷やし中華が
メインだ。オレはサッサと飯を済ますと、晴音と一緒にいた客間で横になった。そして傍らにはティッシュを用意してオレは晴音の胸の谷間を思い
出しながらしごき始めた。
あの痴漢練習以来、オカズが晴音というのも珍しくなかった。晴音も自分をネタにオレがこんなことをしているとは知りもしないだろう。オレは
講師として勉強中は気持を抑えている反動でこの数日は晴音オンリーだった。自分でもよく飽きないなぁと思うのだが、きっとこの抑圧感が刺激と
なっているのだろうかと。

「おにいちゃん、忘れも・・・」 
 突然障子が開いた。足音にも気づかなかったオレは横になって下半身裸でナニを掴んでいた。マズイ。言い訳出来ないくらいマズイ。

「の・・・」
「ああ、ちょっ、ちょっと待て!」
オレは慌ててパンツを上げる。晴音は立ったまま固まっていた。

「忘れ物か?早く持っていけよ」
 手遅れとは思うがオレは平然を装って言った。ちょっと声が裏返っていたかもしれないが。
「おにいちゃん・・・今の・・・オナニーっていうの?」
 当然だが気づかれていた。しかし晴音もオナニーの意味がわかる年頃になったんだ、と妙に感心・・・してる場合でもない。
仕方ない。オレは開き直ることにした。
「ああ、オナニーだよ。だけど健康な男なら誰だってするんだからな、フツーに」
 とは言ったものの晴音も年頃だし、こういうの気にするよなー。トラウマになったらどうしよう。男がイヤラシイものだと誤解?
したらオレのせいになるのか?・・・

「見せて」
「え?」
 いやらしー!とか不潔!とか言われるのは予想出来たが意外な言葉に今度はオレが固まった。
「見せて・・・って?」
「うん、ちょっと見たい。続けていいよ」
「ってお前、なに言ってんの?見せられるわけないだろが!」
「みたいーみたいー!見たことないし、興味ある」
 オレの言うことなんか耳に入らない様子。
「見せ物じゃねぇよ。大体こういうのは気分の問題もあるしな。起たねぇし」
「起たないって、オチンチンって握ると起つんでしょ?男子が言ってた」
「それは1人の時。見られて起つかよ」
「そうなの?」
「そう」
諦めた様子にオレは気を許して言った。
「まぁ晴音が握ってくれるなら起つかもしれないけどな」
「え、ホント?やらせてくれるの。やるやる!」
「・・・・・え?」
 晴音はニコニコしながらオレの側に寄った。逆にオレは慌てた。
「ほら、おにいちゃん、オチンチン出して」
「おまえ、意味わかってる?触るんだぞ」
「うん平気だよ。だっておにいちゃんだってこの前わたしの触ったじゃん」
 それはそうだが、だから逆にオレのオナニーを手伝う理由にはならんと思う。しかし変な展開に今度はオレの方が楽しくなってきた。

「よし、わかった。じゃあしてもらうか」
 オレは壁にもたれかかる。
「うん。パンツ下ろすね」
晴音はしゃがむと、ためらいもしないでオレのパンツを下ろした。

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