この顕微鏡は今ではこういうものを入手するのに当たり前になったネットオークションで落札したのですが、現物が届いて予想よりも
状態の善し悪しがずれていることはよくあります。
このツァイスは価格的には相場よりも安めかなという程度だったのですが、着いてみたらボディのアーム部塗装がすでに剥離しかけていました。


しばらく弄る気にもならなくて放置していたのですが、なんとか再塗装してみようという気になってきたので分解しながらその方向で
決定しました。


分解にはマイナスドライバーとカニ目レンチがあればいいのですが、カニ目に関しては今回純正工具があったので楽でした。
汎用工具に較べると安心して回せます。
ネジは錆びて硬いものもあるので、スプレーオイルなどで滑らかにさせてから分解しました。


清掃に入ります。メッキパーツはくすんでいるので、クリームクレンザーで磨きます。真鍮にメッキなのであんまりゴシゴシするのも
良くないので程々に。手垢か汚れがとれてぴかぴかになります。


ボディの中にはギアなどがあって精巧なメカが詰まっておりました。


塗膜を剥離します。全バラは難しいのでマスキングしつつ、部分的な再塗装とします。古い塗膜はポロポロはがれやすかったです。
レストアするのは必要最小限で良いと思いますし、オリジナル塗装は残せるなら残した方がいいので再塗装はアーム部のみとしました。
他のパーツの小さな塗装剥がれは、筆塗り+ペーパー+コンパウンドで済ませました。


塗装はエアガンなど使わずに普通の缶スプレーでやりました。下地に金属用のプライマーを吹いて、そのあと黒のスプレーです。
缶スプレーは実はエアガン(コンプレッサー付き)よりもきれいに吹くのが難しかったりします。塗面は滑らかにするのがいいの
ですが、吹きすぎるとダレてしまいます。私は最初から綺麗に吹くのを諦めて、塗面が乾燥したらペーパーで磨いて平滑面を出す
方法にしました(ボタつきを警戒すると塗面が梨肌っぽくなるのでそれを研磨でならす作業)。結局5〜6回くらい吹いてフィニッシュ
しました。さすがに後半は缶スプレー吹きも慣れてきてあんまり梨肌にはならなくなりました。

塗面乾燥後は1500〜2500番のペーパーで磨いた後、コンパウンドをかけて、その後ワックスをかけました(ワックスはタミヤのプラモ用)。
これで見違えるような輝きが戻りました。

その後上図顕微鏡グリスでグリスアップして組み立てました。

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